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観葉植物の手入れは年中同じにはできません。季節ごとに日差しや温度という環境が変わるし、植物によって生育状況にも違いが出てきます。各季節ごとに適した手入れをしてあげることが大切です。
観葉植物の春の手入れ(3月~5月)
春になると気温も上がって植物の生育が活発になってきます。
株分けや植え替えはこの季節にしましょう。水やりも少しずつ回数を増やしていきます。
春の観葉植物の置き場所は
春の日差しは思ったよりも強いので、日なたに置いてよいとされている植物もレースのカーテン越しの光から少しずつ慣らしてあげましょう。
急に強い日差しに当たると葉焼けを起こしてしまうことがあります。
日中はできるだけ窓を開けて換気をし、風通しも良くします。
春の観葉植物の水やりは
春になって気温が上がってくると植物の生育が活発になって、鉢土が乾くのも早くなってきます。
水やりの回数を少しずつ増やしていきましょう。鉢底から流れ出るくらいたっぷり与えてあげましょう。
春の観葉植物の肥料は
新芽の生長が勢いよくなってきたら肥料を与え始めます。
春に観葉植物を屋外へ出すタイミングは
桜が咲くくらいが外へ出せるタイミングと考えましょう。
最初の1週間くらいは暖かい日の昼間だけ半日陰で外に出して少しずつ慣らしていくと良いです。
春の観葉植物の病害虫対策は
暖かくなってくると害虫が発生しやすくなります。発生しやすいのは
- アブラムシ
- カイガラムシ
などです。
発生しても初期なら駆除しやすいので植物をよく観察して早めに対処しましょう。
春に観葉植物の植え替えや株分けを
植え替えや株分けは5月以降にするのが安心です。
切り戻しや仕立て直しなどは3月ごろからできます。
観葉植物の夏の手入れ(6月~9月上旬)
梅雨の時期は高温多湿を好む観葉植物にとってはとても快適です。
真夏は水切れを蒸れに気を付けましょう。
夏の観葉植物の置き場所は
ほとんどの観葉植物にとって、真夏の日差しは強すぎます。半日陰に置くかレースのカーテン越しに日があたるようにするなど遮光をします。
ベランダにグリーンを置いている場合は、コンクリートはかなり高温になるので床に直接鉢を置くのはやめましょう。
鉢台やレンガを積んだりして少し高さを作りましょう。
戸外に置いてある観葉植物には寒冷紗(かんれいしゃ)の活用もオススメ。
室内に観葉植物を置いている場合は、エアコンの風が当たらないように気を付けましょう。エアコンで空気が乾燥するので植物にはこまめに霧水をしてあげましょう。
台風が来るときは屋外に出している観葉植物は室内に入れてあげましょう。強い風雨にあたるといたんでしまいます。
夏の観葉植物の水やりは
夏は1年のなかで観葉植物の生育が一番活発な時期です。水切れしやすいのでたっぷり水と葉水をあげましょう。
猛暑で熱帯夜が続くと観葉植物にも負担になるので、屋外の鉢は鉢の周りに水をまいて夜の温度を下げてあげるようにしましょう。
夏の観葉植物の肥料は
順調に生育している株には薄めの液体肥料を水やりの代わりに与えます。
夏の観葉植物の病害虫対策は
梅雨明けから病害虫が一気に発生しやすくなります!この時期はとくに植物をよく観察して早めの対策をしましょう。
屋外に置いている鉢はナメクジの被害に遭いやすいので気をつけます。
夏の観葉植物の植え替え、株分けは
気温が高く湿度も高い梅雨の時期は、最も観葉植物の繁殖に適しています。取り木・挿し木・株分けなどをして植物を増やすのがおすすめです。
葉や茎がギュウギュウに込みあっていると蒸れてしまい、株が弱ってしまうので剪定をして風通しを良くしてあげましょう。
観葉植物の秋の手入れ(9月中旬~11月上旬)
気温が低くなってきて、植物の生育もゆっくりになります。徐々に水やりの回数を減らしていき冬に備えて室内に移動させていきます。
秋の観葉植物の置き場所は
だんだん朝晩が涼しくなってきて太陽の光も弱まってきます。なるべく日光にあててあげましょう。
日陰を好む植物以外は遮光をはずしてもいいのですが、急に直射日光にあたると株がいたんでしまうのではじめは朝夕だけ遮光を外して少しずつ慣らしていってあげましょう。
秋の観葉植物の水やりは
9月くらいまでは植物の生長が旺盛なので水やりもしっかりします。お彼岸を過ぎたあたりから、少しずつ水やりの回数を減らしていき鉢土の乾き具合を確認してから水やりするようにしていきましょう。
秋の観葉植物の肥料は
秋になって気温が下がってくると観葉植物の生長がゆっくりになってきます。薄めの液体肥料は9月までくらいならあげてもいいですが、置き肥は取り除きましょう。
秋になったら観葉植物を室内へ取り込んでいこう
寒さに弱い植物から順番に室内へ移してあげましょう。ただ、注意があって急に暖かい部屋におかずに何日か玄関や廊下などに置いて室内の環境に慣らしてあげてからそれぞれの植物に適した場所に移動させましょう。
外気温が15℃以下になったら寒さによほど強いもの以外は室内に入れてあげましょう。
秋の観葉植物の病害虫対策は
基本的に外気温が下がってくると病害虫の活動も少なくなりますが、屋外から屋内に植物を持ち込むときに害虫をいっしょに持ち込まないように気を付けましょう。
葉っぱの裏や株元(土と植物の際のあたり)を確認してもし害虫がいたら薬剤を使って完全に駆除してから室内に入れると安心です。
ナメクジは土のなかにいて室内に入れるときには気づかないこともあるので、室内に観葉植物を入れてあげた後も気を付けて観察してあげましょう。
秋の観葉植物の植え替え・株分けは
気温が下がっていく時期ですし、秋は植え替え株分けはしないほうがいいです。
観葉植物の冬の手入れ(11月中旬~2月)
冬の間はほとんどの植物が休眠状態になります。水やりの回数を減らし、できるだけ光線にあてて最低温度が低くなりすぎないように気を付けましょう。
ほとんどのインテリアグリーンがもともと熱帯や亜熱帯の植物なので、日本の冬は本来すごく苦手なものです。冬越しのポイントはなによりも暖かくすること。生長を続けさせるには最低10℃を目安にしましょう。
あまり温度が低いと、冬の間は元気なように見えても春になると枯れてしまうこともあります。
冬の観葉植物の置き場所は
光線不足になりがちなので、それぞれの植物に適した場所に置いて光にあててあげましょう。
冬の深夜から早朝はとても気温が下がって冷え込むので、厚いカーテンで冷気から守るか部屋の中心に移動させると良いです。小さなものはビニールや段ボール箱をかぶせて保温することもできます。
エアコンの風が当たる場所や暖房のすぐそばには置かないようにしましょう。加湿器の霧も当たらないようにします。
床面よりも天井に近い方が同じ室内でも暖かいので、寒さに弱いグリーンは棚の上など高さにある場所に置いてあげると良いです。
冬の観葉植物の水やりは
冬は植物の生長もゆっくりめになり、水やりの回数を減らします。
暖房がきいた室内は乾燥するので霧水をまめにあげましょう。
冬の観葉植物の肥料は
休眠状態のときは基本的には肥料を与える必要はないです。
冬の観葉植物の病害虫対策は
冬は病害虫たちも活動はほとんどしませんが、カイガラムシなどは発生することもあります。
水やりのときなど植物を気を付けて観察しましょう。
冬の観葉植物の植え替え・株分けは
冬には植え替えも株分けもできません。春になるまで待ちましょう(*´▽`*)
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